ウェス･クレイヴン's カースド

ロサンゼルスのTV局に勤めるキャリア･ウーマンのエリーは、弟のジミーと愛犬ジッパーを車に乗せてドライブしていた。突然、フロントガラスに何かがぶつかった。車は車線を飛び出して、対向車に激突。エリーとジミーは得体の知れないものに襲われてしまう。対向車線の女性は、谷底で惨殺死体となって発見された。この事件から、新しいパワーが二人の身体を動かしはじめるのだった。鋭い感覚、驚異的に増す身体能力、そしてエリーのセクシーな魅力。しかし、愛犬ジッパーはそんな二人に牙を剥き、近づこうとはしないのだ。突然セクシーになったエリーは、同僚のカイルやタレントたちから好意を寄せられ、広報担当のジョアニーからは目の仇にされる。よそよそしかった恋人のジェイクは、情熱的に迫ってくるのだった。オタク高校生のジミーは、男らしく変身。いじめられ続けてきたレスリング部のキャプテンををマットにたたきつけたのだ。ジミーは自分の変化の謎をインターネットで調べはじめる。そんなある日、ジプシー占い師がエリーの手のひらに現れた星形のしるしを見て「野獣の呪いの刻印。呪いを解くには、人間に姿を変えて潜む野獣を殺すしかない」と言う。呪いなど信じなかったエリー。しかし、自分の物凄いパワーに愕然となった。自分自身をコントロールできないことに呆然とするのだった。エリーとジミーの兄弟はこの呪いを解くことができるのだろうか。